理学療法士が就職先を決めるためにしっておきたいこと
理学療法士はまだ、就職難にはなっていないと思います。
毎年1万人近く増えているのにも関わらず。。。です。
これは、逆に言うと、就職先にある程度は選択肢を持つことが出来るということです。
ですが、社会人になるということは正直に言って怖いことです。
その中で少ない情報量の中から就職先を選んでいくことになります。
実習先くらいしか現場を知る機会はないのですから!
まぁ、一般企業に就職することに比べれば、理学療法士の就職先を探すことは楽なのではないでしょうか?
一般企業に就職するにあたって、そもそも見学なんぞ存在しないですからね。
それに対して、理学療法士にとって大きいことは、実際に施設に行って、見学をすることが出来るということです。
これは非常に大きいことです。
しかし、ただの見学だけでは必要な情報量は入ってきません。
自分が理学療法士として働き始めた時に何を重要視するのか?何をしたいのか!をしっかり考えた上で就職先を決めることが出来れば、より良い選択が出来ると思います。
より良い選択を出来るように頑張っていきましょう。
理学療法士が行う主な業務(病院編)
私は5年間の病院勤務を勤めた後、整形外科の外来クリニックに転職しました。
そのため、病院でどの様な業務を実際にしていたか、新人1年間の流れを振り返ってみたいと思います。
4月
新人研修を看護師やその他職種とともに受けます。
マナーアップ研修とかその他もろもろです。
大学病院であったので、人数もリハビリスタッフや看護師含めるとかなり多いため、それなりに楽しい期間でした。
まだ、理学療法士の免許証が届いていないため、単位を取ることが出来ません。
そのため、学生時代さながら理学療法士の仕事の見学をする機会が多くありました。
学生時代と大きく違うことは、我々は学生ではない!ということです。
これは大きいです。同僚として、仕事が出来る様に指導をして下さるため、ま、端的に言えば気が楽でした。
まずは、どの様な病院の体制なのか、看護師との連携の取り方などを含めて勤務の仕方を知ることが最優先事項になるのかなと思います。
まずは、病院の仕組みを知り、一刻も早く戦力になれるように尽力することが大切と思います。
5月
仮免許がこのくらいの時期に届きます。
すると単位を取ることが出来るため、徐々に臨床業務が増えていきました。
自分の勤めていた病院は、臨床においては自由度がかなり高かったため、治療プログラムなども一任される形で進んでいきました。
この時期からは、担当を数人持ちながら、経験を積み始めていく時期になります。
実習においては、一人の患者さんに対して、丁寧に行い、レポートを書いて治療まで行うような感じになると思いますが、もちろん業務となるとそういう訳にはいきません。
お金を払って、治療をするという所からもそんなに患者さんも待ってはくれません。
リハビリテーションは20分で1単位と時間でお金が発生するのですから尚更です。
評価はとても大切ですが、それだけに時間を費やすことは出来ないのです。
6月〜
徐々に業務にも慣れていくため、この辺りからは、担当患者は少なくても、臨床をこなすだけであれば、ある程度は出来る様になっていきます。
やはり、特に難しいと感じたことは、退院の調整と病院内のADLを上げるタイミング、そして家族との連携です。
この辺は、実習ではほとんど経験することは出来ないのではないでしょうか?
この辺りは先輩にかなり助けられながら、業務経験を積むことになりました。
ここで感じたことは、作業療法士の視点は非常に勉強になるということでした。
これは、自分の性格の問題でもあるため、PTとOTという対象の比較としては不適切かもしれませんが、リスペクトの意味を込めて、作業療法士の視点とさせて頂きます。
もう超超細かく生活についてみています。
感嘆しました。「ああ、そんな所まで見なきゃいけないんだなぁ」って思うことが出来た素晴らしい経験でした。
新米の理学療法士って、武器が少ないんですね。
身体機能を見る勉強ばかりしてきたので、ADLとかは大まかにしか分からないことが多いのです。
もちろん、身体機能の評価はPTが専門的に見られるようにしなければなりませんが、ADL含めた日常生活動作の細かいところまでPTでも見られるような能力を身につけられるチャンスですので、しっかり勉強させてもらってください。
新米の理学療法士って、武器が少ないんですね。
身体機能を見る勉強ばかりしてきたので、ADLとかは大まかにしか分からないことが多いのです。
もちろん、身体機能の評価はPTが専門的に見られるようにしなければなりませんが、ADL含めた日常生活動作の細かいところまでPTでも見られるような能力を身につけられるチャンスですので、しっかり勉強させてもらってください。
理学療法士が行うこと(カンファレンス編)
病院における重要なファクターとなるのが退院への調整。そのために行われるのがスタッフ内カンファレンス。
病院含め、カンファレンスっていうのは不可欠な要素です。
総合病院であれば、各科あるいは各病棟ごとにカンファレンスがあるのではないでしょうか?
(一概にどの様な形式でとは言えません。)
医師や看護師と主に退院に向けたリハビリテーションの進み具合などを述べることが多くあると思います。
病院としては、退院日の決定というのはとても大切な問題になってきます。
病床数・退院日・退院までにかかる日数など、回復期に関してはFIMも重要な項目になっていきています。
国としても、医療費の削減を進めていきたいことからも、なるべく病院に居させないことを主眼にしています。
そのため、リハビリテーションの役割として、病院内ではどのくらいの日数で退院が出来そうか?というところを推測していかなければなりません。
これは、ガイドラインやタイムスケジュールに沿って治療している病院であれば、特別な例を除けばそこまで深く考える必要のないのですが、柔軟な対応が必要とされるところもあると思うので、病態の把握から、退院までの改善の程度の流れなどをある程度は、考えられるようになっていくようになれればと思います。
個人的には、臨床研究は臨床家としての能力の向上にも繋がるため、必要と考えている部分です。
学生のうちは、卒業研究をすることが多いと思います。
おもに行う臨床研究というのは、患者さん・利用者さんのデータを収集・解析し、学会発表や論文執筆につなげていく流れを言います。
病院であれば、多かれ少なかれ、臨床研究を行う機会が得られると思います。
その中で、より研究に対して興味が出れば大学院への進学なども考えてよいでしょう。
一方、小さな整形外科などは二極化すると思います。
研究推進している方と全くやらないと。
どうしても、臨床以外の時間を取られてしまう上、一般の理学療法士にとって、昇給に直結する部分ではないため、興味のない方にとっては苦痛に感じてしまう場合もあるかもしれません。
その施設がどの程度研究に力を入れているかは、医中誌を見れば一発で分かるので、研究に対する興味の有無に応じてチェックするようにしましょう。
とりあえず、ここまでにしとこうと思います。
情報量が多いのが嫌いなので。
病院含め、カンファレンスっていうのは不可欠な要素です。
総合病院であれば、各科あるいは各病棟ごとにカンファレンスがあるのではないでしょうか?
(一概にどの様な形式でとは言えません。)
医師や看護師と主に退院に向けたリハビリテーションの進み具合などを述べることが多くあると思います。
病院としては、退院日の決定というのはとても大切な問題になってきます。
病床数・退院日・退院までにかかる日数など、回復期に関してはFIMも重要な項目になっていきています。
国としても、医療費の削減を進めていきたいことからも、なるべく病院に居させないことを主眼にしています。
そのため、リハビリテーションの役割として、病院内ではどのくらいの日数で退院が出来そうか?というところを推測していかなければなりません。
これは、ガイドラインやタイムスケジュールに沿って治療している病院であれば、特別な例を除けばそこまで深く考える必要のないのですが、柔軟な対応が必要とされるところもあると思うので、病態の把握から、退院までの改善の程度の流れなどをある程度は、考えられるようになっていくようになれればと思います。
理学療法士が行うこと(臨床研究編)
ここは、研究に対する病院や施設の姿勢によって、大きく異なる部分です。個人的には、臨床研究は臨床家としての能力の向上にも繋がるため、必要と考えている部分です。
学生のうちは、卒業研究をすることが多いと思います。
おもに行う臨床研究というのは、患者さん・利用者さんのデータを収集・解析し、学会発表や論文執筆につなげていく流れを言います。
病院であれば、多かれ少なかれ、臨床研究を行う機会が得られると思います。
その中で、より研究に対して興味が出れば大学院への進学なども考えてよいでしょう。
一方、小さな整形外科などは二極化すると思います。
研究推進している方と全くやらないと。
どうしても、臨床以外の時間を取られてしまう上、一般の理学療法士にとって、昇給に直結する部分ではないため、興味のない方にとっては苦痛に感じてしまう場合もあるかもしれません。
その施設がどの程度研究に力を入れているかは、医中誌を見れば一発で分かるので、研究に対する興味の有無に応じてチェックするようにしましょう。
とりあえず、ここまでにしとこうと思います。
情報量が多いのが嫌いなので。
0 件のコメント:
コメントを投稿