他部門情報を理解する
実習における他部門との関わりで必ずあること。他部門情報。今回は他部門情報について聞くべきことを理解していきましょう
他部門情報はそもそも何のためにとるのか?
他部門情報はそもそも何のために取るのでしょうか?
それは、理学療法評価や問診などでは得られない情報を得るためです。
どういうことでしょうか?
実習におけるケース患者さんとの関わりというのは、病院などにおいては、実際の治療介入場面および評価時間程度が主な時間ですね。
それだけでは、その患者さんの実態っていうのは把握することが出来ません。
まず、それを当たり前の知識と思ってください。
「問診で侮ることがないように」で説明しましたが、問診から得られる情報が多いように、病院内での生活や入院前の生活やその他諸々を理学療法士以外の職種(看護師・作業療法士・言語聴覚士など)は、家族や本人などとお話することで情報収集を進めているとともに、学生では思いつかないような視点を持って、治療や情報収集に当たっています。
そのため、自分が知らない情報の中で、評価を確かなものにするために、必要な情報を得る必要があります。
しかし、学生さんとの情報収集の時間は、そうそう長く取れるものではありません。
そこで、自分は何を聞きたいのか?
しっかりと整理をしてから聞きにいくようにしましょう。
具体的に何を聞いたら良いのかな?
ていうのを次の項で見ていきましょう。
あわせて読みたい!
他部門情報で何を聞こう!?
前項で言いましたが、自己評価で得ることが出来ない情報を得ることが大切です。
間違っても、FIMで何点ですか?みたいな形で質問はしないようにして下さい。
どうしても、学生の立場だと評価項目で埋まっていないところを埋めなきゃ!っていう気持ちが先行してしまいますが、点数が何点か?なんていうのは患者さんにとってはさしたる問題ではなくて、どうしたら良くなるかが大事なんじゃないかと思います。
そこの手助けが出来る職業が医療従事者であり、リハビリテーションであると思います。
FIMを埋めるための質問をもしするのであれば、判断材料が乏しい項目があると思うので、実際の動作はどうなっているのかを看護師さんや作業療法士さんに聞くようにしましょう。
具体的な様子を知ることが出来れば、FIMなんぞは自分で点数を決めることが出来ますからね。
具体的な様子を知ることが出来れば、FIMなんぞは自分で点数を決めることが出来ますからね。
これは体験談というか、自分が実習でやらかしてしまった奴でして、働くようになり実習生を持つことになって、他部門情報の重要性を認識するとともに、やっちまったなぁと赤面する次第であります。
さて、ここまでは失敗談。
実際に何を聞きましょう?
基本的には日常生活動作が主体になると思います。
他部門情報を得るくらいになっていれば、ある程度の評価は埋まってきているはずです。
そのなかで、埋まり切らない項目が大体がFIMなので、そうなります。
先ほど、申し上げましたが、自分一人では得られない情報を得るために行うのが他部門情報となります。
有意義なものにしていきましょう。
FIMの項目で実際に見ることが出来ず、それでいて聞く必要があると考えられる日常生活動作は何なのか?
脳疾患に関わらず運動器においてもTKAやTHAなどの術後における入浴動作などは退院に向けて、非常に重要な要素となります。
一人でお風呂に安心して入ることが出来るか・出来ないかは介護レベルやサービスの使用に深く関わってきます。
このようにADLを深く知ることは、退院後の生活を考えるためにはとても重要な要素となります。
その実際の様子を良く知る看護師や作業療法士に情報収集を得ることはとても大切なことを知る貴重な機会となります。是非、聞いておきましょう。
入浴などを快く見学させて頂ける場合は、大変ありがたいので、感謝の気持ちを持ちましょう。自分の見になって考えてみれば、わかると思います。
大きめな質問っていうのは、簡単ですが聞きたいことが聞けないことが多いです。
まず、FIMなどで自分の中で分かっていることを整理しましょう。
そして、身体機能の評価を振り返ってみましょう。
どうでしょうか?
ある動作は出来そうでしょうか?出来なさそうでしょうか?
病院であれば、リハビリ室に浴槽があると思うので、実際に浴槽への入出動作をしてもらうことが出来れば、自分でその動作を評価した上で、実際の入浴動作はどうなのかを聴取することが出来れば、より状況を整理することが出来ますね。
ここで言う大きめな質問っていうのは、「何が問題点ですか?」的な質問です。
求めている答えとは、全く違う方向に話が進んでいってしまう可能性もあります。
何を目的にリハビリテーションを行なっているのかを聞くことも悪いとは思わないため、聴取時間に余裕があるのであれば、是非聞いてみると良いでしょう。
はっきり言って、学生の場合は身体機能一直線の場合が多いため、作業療法士さんの視点を得ることはとても貴重な機会なんです。
歩行練習しただけでは、具体的な退院に結びつけることは出来ません。
その辺は、就職してから体感できることでしょう。
有意義なものにしていきましょう。
FIMの項目で実際に見ることが出来ず、それでいて聞く必要があると考えられる日常生活動作は何なのか?
脳疾患に関わらず運動器においてもTKAやTHAなどの術後における入浴動作などは退院に向けて、非常に重要な要素となります。
一人でお風呂に安心して入ることが出来るか・出来ないかは介護レベルやサービスの使用に深く関わってきます。
このようにADLを深く知ることは、退院後の生活を考えるためにはとても重要な要素となります。
その実際の様子を良く知る看護師や作業療法士に情報収集を得ることはとても大切なことを知る貴重な機会となります。是非、聞いておきましょう。
入浴などを快く見学させて頂ける場合は、大変ありがたいので、感謝の気持ちを持ちましょう。自分の見になって考えてみれば、わかると思います。
質問内容を吟味しよう
なるべく、ピンポイントで聞けるようにしておきましょう。大きめな質問っていうのは、簡単ですが聞きたいことが聞けないことが多いです。
まず、FIMなどで自分の中で分かっていることを整理しましょう。
そして、身体機能の評価を振り返ってみましょう。
どうでしょうか?
ある動作は出来そうでしょうか?出来なさそうでしょうか?
病院であれば、リハビリ室に浴槽があると思うので、実際に浴槽への入出動作をしてもらうことが出来れば、自分でその動作を評価した上で、実際の入浴動作はどうなのかを聴取することが出来れば、より状況を整理することが出来ますね。
ここで言う大きめな質問っていうのは、「何が問題点ですか?」的な質問です。
求めている答えとは、全く違う方向に話が進んでいってしまう可能性もあります。
何を目的にリハビリテーションを行なっているのかを聞くことも悪いとは思わないため、聴取時間に余裕があるのであれば、是非聞いてみると良いでしょう。
はっきり言って、学生の場合は身体機能一直線の場合が多いため、作業療法士さんの視点を得ることはとても貴重な機会なんです。
歩行練習しただけでは、具体的な退院に結びつけることは出来ません。
その辺は、就職してから体感できることでしょう。
ポイント!
・自分の評価で得ることが出来ない情報を得るために行うのが他部門情報
・日常生活動作をより深く知ることは退院やADL改善のためにはとっても重要
・質問はなるべくピンポイントに!目的をもって!
・リハビリ内容は聞ければ聞きましょう。
・FIMの点数などは自分で考えること!判断材料を得られるよう情報収集しましょう。
・病棟での実際の生活を知ることは、退院後の生活をイメージするためにも非常に重要なので、評価項目の埋め具合に関わらず、聞いておくと勉強になると思います。
・自分の評価で得ることが出来ない情報を得るために行うのが他部門情報
・日常生活動作をより深く知ることは退院やADL改善のためにはとっても重要
・質問はなるべくピンポイントに!目的をもって!
・リハビリ内容は聞ければ聞きましょう。
・FIMの点数などは自分で考えること!判断材料を得られるよう情報収集しましょう。
・病棟での実際の生活を知ることは、退院後の生活をイメージするためにも非常に重要なので、評価項目の埋め具合に関わらず、聞いておくと勉強になると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿