Neer test
Neer testとHawkins testは肩峰下インピンジメント症候群のテストです。肩峰下インピンジメントとは、腱板および肩峰下滑液包アーチが衝突し、痛みなどが生じる症候群のことです。
今回は、このNeer test・Hawkins testとは?という所を述べていきたいと思います。
Neer testの方法をまずは復習しましょう。
①被験者は片手で肩甲骨を把持します。
②もう一方の手で上肢を内旋させた状態で、肩関節を最大屈曲させます。
これで肩の前外側に疼痛が発生した場合を陽性と判断します。
とても分かりやすい動画です。ぜひ参考にしてみてください。
感度は72%、特異度は60%とのことです(1)。
Hawkins test
Hawkins testの方法も見ていきましょう。
①座位になります
②他動にて肩関節屈曲90度、肘関節90度にて内旋位をとります
③その肢位を他動にて支えた状態から、さらに内旋させます
疼痛にて陽性。疼痛がなければ陰性です。
Hawkins testの感度、特異度はそれぞれ79%・59%である(1)。
また、陽性の中で、最も可能性が高いのが棘上筋腱のインピンジメント(2)となっている。
この2つのテストは非常に多く行われる大変メジャーなテスト方法です。
必ず理解しておくと良いでしょう。
参考文献
(1) Which physical examination tests provide clinicians with the most value when examining the shoulder? Update of a systematic review with meta-analysis of individual tests
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