ジャンパー膝(Jumper's Knee)とは
一般的には、膝蓋腱の膝蓋骨付着部の膝蓋腱炎のことを指します。中学生や高校生に多いです。
体の出来ていない中高生が過度な練習やケア不足によりなってしまうことが多いかなと私的には思います。
症状
腱付着部に限局した痛みの場合が多いです。
重症例では、深屈曲で疼痛が出現したり、膝蓋下脂肪体に炎症が生じたりします。
ジャンプの着地時やしゃがみこみ動作などで疼痛が生じることが多いです。
分類
Blazinaの分類が有名です。
程度 | |
phase1 | スポーツ後に疼痛 |
phase2 | スポーツが出来る 程度の痛み |
phase3 | 日常生活でも痛み スポーツ困難 |
phase4 | 膝蓋腱断裂 |
また、疼痛の部位に関してもBlazinaの分類があります
phase1 | 大腿四頭筋腱の膝蓋骨付着部 |
phase2 | 膝蓋腱の膝蓋骨付着部 |
phase3 | 膝蓋腱の脛骨粗面付着部 |
上から順にPhase1・2・3 |
このphase2:膝蓋腱の膝蓋骨付着部は疼痛部位は、膝蓋下脂肪体などに頻発します。
Phase1:大腿四頭筋付着部の場合、膝屈曲位で疼痛が憎悪します。
大腿直筋から膝蓋腱は連続しています。
その大腿直筋を伸張させるには、膝の屈曲ですね。
大腿直筋は膝伸展の筋ですから。
だから、腹臥位での膝屈曲による伸張ストレスによる疼痛憎悪が生じる場合は、別の方法による大腿直筋の筋の緊張を緩和させる方法を取るべきです。
私的には、背臥位でのマッサージなどによる緊張の緩和を図ることが多いです。
もちろん、大腿直筋の短縮テストは陽性の場合が多いです。
一方、膝蓋下脂肪体の場合は、逆であり伸展位での圧痛が認められます。
これは、脂肪体が伸展位で前方に移動してくるからです。屈曲位だと後方に移動していきます。そのため、伸展位での圧痛が陽性になります。
この鑑別は少なくとも行うようにしましょう。
ジャンパー膝の評価と治療
ジャンパー膝という名の通り、ジャンプ時の膝関節にかかる負担軽減が必要不可欠です。そのため、膝関節のみならず、隣接関節である足関節・股関節・骨盤・体幹にも目を向けるようにしていきましょう。
足関節背屈角度が不十分であったり、前脛骨筋の緊張が高かったりすると着地時に膝関節へのストレスが大きくなりますね。
骨盤後傾もよくありません。
骨盤後傾そのものが、膝関節の伸張ストレスを高めた状態にしてしまいます。
その状態で着地時に膝蓋腱周囲へのストレスがさらに高まると考えられますね。
骨盤前傾をとるためには股関節屈曲筋である腸腰筋の働きもセットであり、ほぼ内容的には同義です。トーマステストなどで腸腰筋の短縮があるかどうかを確認することも必要でしょう。
体幹の安定性が高くなければ、当然下肢にかかる負担は増えます。
体幹の筋力・協調性の確認も行うようにしていきましょう。
ジャンプのバイオメカニクスは、また別の機会にかけるようにしたいと思っています。
そして、今回の反省点として、実際のジャンプ動作の評価が不十分であったこと。
ジャンプといっても成長期だと、身長や身体能力によってジャンプ動作も全く異なるということです。そして、競技特性をもっと学ばなければいけないと思いました。
まとめ
ジャンパー膝は膝蓋腱の膝蓋骨付着部に頻発
着地時やしゃがみこみ時に痛みが出る
大腿四頭筋付着部の場合は、大腿直筋テスト陽性
脂肪体に痛みが生じる場合は、膝伸展位で圧痛+
隣接関節にも注意を払うこと
ま、言っていることは極々自然です。
引用文献
V.スポーツ関連 ジャンパー膝・ランナー膝 著:深井 厚 MB Orthop 28(10):145-152.2015
ジャンパー膝の分類と運動療法 著:八木 茂典ら SportsMedicine 2012 No,146
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