評価実習は初めての本格的な実習ですね。
臨床実習はだいたい2ヶ月くらいありますが、評価実習は大抵3週間〜4週間しかありません。
その中で患者さんを評価し、レポート・レジュメを完成させることが一つのゴールです。
最初の週は評価項目の選定をすることになります。
評価実習は実習指導者にとっては、
初めての実習だから評価理由をしっかり考えさせよう
という心理が働きます。
そのため、なおさら丁寧に評価理由を記載していく必要があります。
さて、
実習指導者側の立場でのとりあえず評価項目書いてきて!は
君の実力を教えてね。一体あなたはどういう人間ですか?
ていうメッセージを投げかけています。
3月のライオンでの桐山零くんと名人宗谷との対局のシーンがぴったりマッチします。
そこで、評価理由を書いてこない人は100%フィードバックで
これを行う理由は何なの?って聞かれます。
やっちゃいけないPart1
ROM・MMTとしか書かない!
これはやりがちNo1です。
どこのROMをするのかをきちんと記載して下さい。
そして、それを何故するのかをきちんと記載して下さい。
例えば変形性膝関節症の患者さんであれば膝の屈曲・伸展が大事なのは何となく分かると思います。
じゃ、なぜって記載を書かなければいけません。
そこで書くべきことはなんでしょうか?
書きづらいと思ったあなたは正解です。
患者さんの状態がここまでの情報だけでは分からないためです。
だから、本来であれば疾患だけで評価を決めることはできません。
一目でも患者さんをみれば少し書く理由が増えます。
例えば姿勢。
膝屈曲位の立位や歩行をしていれば伸展ROM行かなそうですよね?
プラスして、もし歩幅が短ければ立脚後期の股関節伸展がいかないかもしれません。
その時にはROMで股関節伸展を図る理由が見つかります。
でも、疾患だけで評価項目を選定するタイミングの時にはそうは書けません。
そういう時には、例を用いて書けばOKです。
膝の屈曲制限があると正座が困難であったり、しゃがみ動作が困難である可能性があるため。
などです。
難しければ例を書いてしまえば説得力が大きく増します。
理解して欲しいのは、評価する理由はこれが正解!っていうものはないということです。
あ、この学生はちゃんと考えているなということを示すことが出来れば良いんです。
だから、学生さんが評価理由を書く際に考えなければいけないことは
自分が納得できる理由を書けるようにすること!
です。
評価理由恐るるに足らず・・・ですね!
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