臨床実習は期間としては6〜8週間が多い様に思います。
どの様に実習が進められて行くかをお伝えしたいと思います。
初旬
一番緊張感がある時期ですね。まずは、実習地における実習の進め方や病院の流れを理解して行く時期です。
把握することとしては、
1)業務時間
朝の朝礼・昼休み・就業時間などの基本的な時間を理解しましょう2)物品の把握
実習期間中は馬車馬の様に働くこととなります。ボールを持って来てほしいとか、タオルを持って来てほしいとか色々なことをお願いされます。早めにリハビリ室に何がどこに置いてあるかを押さえておきましょう。
理学療法士が何を用意してほしいのか傾向を掴みながら、見学するとそれはそれで面白いですよ。
3)理学療法士の名前を徐々に覚える:
職員の多い職場もたくさんあります。その時にコミュケーションを良好にするためには、実習指導者の名前を把握することも大切です。名札を見たりしながら、どんどん覚えていきましょう。
患者さんをたくさん触らせてくれるPTもいるはずです。
臨床現場では、どんどん患者さんに触れましょう。
1週目は、業務内容を覚えたりすることが多いです。
ケースをあらかじめ決めておいてくれる実習地の場合は、ケースについて調べてくる作業が早速始まります。
そのため、今!資料集めはしておくべきなのです。
中盤(評価開始)
評価を開始する時期になります。臨床実習の場合は、手順わかってるでしょ?ケースも決まってるから、評価項目書いてきてみてっていきなり言われるケースもあるでしょう。
この評価が長引けば長引くほどに治療を実施できる機会が失われてしまいます。
なんとか、治療に漕ぎ着けられるよう頑張りましょう。
入院患者さんで毎日、評価可能な場合は、20分程度でしょう。
その中での評価をどんどん実施していきます。
1週間以内で終わればベストでしょうが、
別の人との比較をしないこと!
必ず終わると思って、全力で頑張りましょう。
評価ごとの考察を書いてくる様に指示が出ると思います。
そこで確認して欲しいことは、
分かっていないことは書かない。
今日の評価から分かったことや、次に行う評価につなげられるように考察を書きましょう。
今日はここまで評価をすることが出来た。
この評価から、こう考えられるかもしれないが、こういう可能性もある。
だから、今後、評価を進めて行くって書くようにしましょう。
断定しないこと!
断定してしまう書き方をすると、なんでー?って聞かれますから。
臨床推論しながら、可能性を狭める作業を今しているんです。
中盤(評価終了)(評価実習はここまで!):
評価が一通り終わったら、統合と解釈や考察に入って来ます。ここが、第2の躓きポイントです。
超踏ん張りどころです。
頑張りましょう。
ここまでが評価実習。
臨床実習では、ここから治療とは名ばかりの治療体験を行うことが出来ます。
中盤(治療開始)
考察やレポートがまとまれば治療の開始でしょう。実習の中で一番楽しい時間になってくれればと思います。
この段階がどれだけ長くできるかは評価・統合と解釈・考察の進み具合にかかっています。
終盤
最終評価と最終レポートの作成に移行します。ここは、前述した通りに初期評価が終わっていればそんなに時間はかからないはずです。
初期評価と何が変わって、何が変わらなかったのか?
それは何故なのかを考察して行く過程となります。
以上が簡単な実習の過程です。
もちろん、実習地によって進み方はそれぞれですが、恐らくはこんな感じです。
最小限の調べ物の時間にしたいです。
睡眠時間の確保のためにも。
後は考える力をどんどん実習前につけて行く必要があります。
その辺りも教えていきたいと思います。
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