参考文献の活用方法の下手な学生さんは多いです。
特に評価実習の際は、めちゃくちゃな使い方をしてしまっていることも見られます。
今回は、参考文献を確実に使えるように学習を進めましょう。
特に評価実習の際は、めちゃくちゃな使い方をしてしまっていることも見られます。
今回は、参考文献を確実に使えるように学習を進めましょう。
①教科書や論文の中で、引用できうる箇所を探す
これはもう、努力のみです。
評価して探し出した問題点Aと問題点Bを繋ぎ合わすことの出来る引用文献を見つけることが出来れば、考察を書く作業の半分以上は終わります。
ここに言及は今回は致しません。
見つからなければ、探すまでやる。
それしか方法がないからです。
頑張ってください!
②引用文献を考察に当てはめる
これを分かっていない学生さんは、必ず理解するようにしてから実習に臨んでください。今、実習に来ている学生さんも分かっていないなぁって凄く感じています。
客観的な根拠を提示することこそが、問題点Aと問題点Bを繋げる説得力を高めることが出来る!
これを理解してください。
学生さんのAとBを結びつけようとする考え方自体に文句がある訳ではありません。
そこにつっかかってくる理学療法士がいれば、だめな理学療法士さんです。
既存の事実しか合っていないと認めないような理学療法士は頭が凝り固まっています。
おっとっと、、、
〇〇らによると、〜〜〜とのことであり、
問題点Aの要因は問題点Bと考える。
どうですか?
(論文の客観的な事実が示すように)っていうカッコ書きがあれば分かりやすいですかね?
支離滅裂なことを書いてきてしまうのではなく、AとBを結びつける根拠を示せない学生さんは3年生特に評価実習でくる学生さんは多いです。
なぜか?
統計学とか数学的な考え方を今まで、十分に学習してきてこなかったからです。
さて、ここで話しておかなければならないのは、数学的な要素
必要十分条件についてです。
しっかり付いて来てください!
必要十分条件を理解しよう
これを理解してくれると、自分の考察がいかに読んでいて説得力に欠けるかがよくわかると思います。
必要十分条件:
二つの条件 p 、q に対して、「 p を満たすものは全て q も満たす 」 というとき、「 p は q である為の十分条件である 」 あるいは 「 q は p である為の必要条件である 」 という。また、「 p は q である為の十分条件であり、q は p である為の十分条件である 」 というとき、「 p は q である為の必要十分条件である 」 あるいは 「 p と q とは同値である 」 という。
(出典:wikipedia)
簡単に説明すると
P ⇒ Q 真
Q ⇒ P 真
必要十分条件:
二つの条件 p 、q に対して、「 p を満たすものは全て q も満たす 」 というとき、「 p は q である為の十分条件である 」 あるいは 「 q は p である為の必要条件である 」 という。また、「 p は q である為の十分条件であり、q は p である為の十分条件である 」 というとき、「 p は q である為の必要十分条件である 」 あるいは 「 p と q とは同値である 」 という。
(出典:wikipedia)
簡単に説明すると
P ⇒ Q 真
Q ⇒ P 真
これが満たされた場合、PはQの必要十分条件である。
必要十分条件のよくある例をご覧ください。
この場合、
A)りんごは果物であるための十分条件
B)果物はりんごであるための必要条件
という風に表記されます。
これはとても大切な要素なんです。
これをリハビリテーションの世界で考えてみましょう。
これは、必要十分条件においてどの様なものになるでしょうか?
ハムストリングスの短縮は「りんご」と考えましょう。
腰痛という枠組みの中で、ハムストリングスの短縮はひとつの要因になるかもしれません。
しかし、腰痛がある=ハムストリングスの短縮ではないということです。
つまり、ハムストリングスの短縮という「りんご」=「腰痛である」は偽なのです。
これを学生さんは、すごーく単純的思考で間違いを犯してしまいます。
あらゆる他の評価項目を無視して、ハムストリングスの短縮が腰痛の原因であると
なぜか断定してしまうのです。
なにがおかしいか分かりましたか?
ハムストリングスの短縮は、腰痛のひとつの原因かもしれません。
でも、それを突如言い切ってしまうのはおかしいのです。
考察や統合と解釈を見直して見てくださいね。
おかしな部分はありませんか?
ハムストリングスの短縮という「ひとつのりんご」だけが原因なのでしょうか?
複合的な要素が絡まって、痛みが、変化が生じています。
変な理論が成り立ってしまっているのは、大抵が評価項目が足りていないからです。
もう一度、評価した項目をみてみましょう。
りんごは果物である。 これは真(YES)
果物はりんごである。 これは偽(NO)
果物はりんごである。 これは偽(NO)
この場合、
A)りんごは果物であるための十分条件
B)果物はりんごであるための必要条件
という風に表記されます。
これはとても大切な要素なんです。
これをリハビリテーションの世界で考えてみましょう。
必要十分条件の考え方をリハビリテーションの世界に活かそう!
間違った例からいきましょう!
ハムストリングスの短縮 ➡︎ 腰痛
これは、必要十分条件においてどの様なものになるでしょうか?
ハムストリングスの短縮は「りんご」と考えましょう。
腰痛という枠組みの中で、ハムストリングスの短縮はひとつの要因になるかもしれません。
しかし、腰痛がある=ハムストリングスの短縮ではないということです。
つまり、ハムストリングスの短縮という「りんご」=「腰痛である」は偽なのです。
これを学生さんは、すごーく単純的思考で間違いを犯してしまいます。
あらゆる他の評価項目を無視して、ハムストリングスの短縮が腰痛の原因であると
なぜか断定してしまうのです。
なにがおかしいか分かりましたか?
ハムストリングスの短縮は、腰痛のひとつの原因かもしれません。
でも、それを突如言い切ってしまうのはおかしいのです。
考察や統合と解釈を見直して見てくださいね。
おかしな部分はありませんか?
ハムストリングスの短縮という「ひとつのりんご」だけが原因なのでしょうか?
複合的な要素が絡まって、痛みが、変化が生じています。
変な理論が成り立ってしまっているのは、大抵が評価項目が足りていないからです。
もう一度、評価した項目をみてみましょう。
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