その間は、病院であれば社会人の心得やマナー研修などの新人研修があったりするかもしれませんね。
そして、徐々に野に放たれていきます。
そうすると、治療に望む時にどんな治療を行えばいいか分からない・自信がないという人は多いと思います。
そんな時にヒントになる本です。
運動機能障害症候群のマネジメント理学療法評価・MSIアプローチ・ADL指導
この本は、運動器の理学療法における、非常に理解しやすい考え方に基づいた理論によって治療を展開していきます。
一部を引用すると
運動機能障害症候群(movement impairment syndromes)は、筋骨格系疼痛と同義語である。そしてこの症候群は、筋膜、関節周囲、そして関節などの組織の炎症によって起こる局所的な痛みを指す。そして、それは、使いすぎによって起こる微小損傷に起因し、慢性化した者である。(P.5)
つまり、運動機能障害症候群とは使いすぎによる微小損傷が原因であり、使いすぎてしまっている箇所やその動きを修正して痛みの軽減を図るという理論です。
非常にシンプルで分かりやすいため、非常に参考になる本となっています。
新人時代は、手技を獲得するにしても、どの手技・理論を取り入れていけばいいのかなどはまだ分かりません。
様々な手技・理論に触れながら自分に合うものを取り入れていくことになります。
もう自分で決める社会人になりましたからね!
また、新人の頃は、特に病院の場合は退院調整へ向けた多職種連携など覚えることがとてもたくさんあります。
そんな時に、治療方法のヒントになるのではないでしょうか?
対象疾患
整形外科疾患や慢性疾患を対象としたものです。ですが、姿勢の改善などにも繋がるため、高齢者の姿勢改善目的の治療法にも役に立つのではないでしょうか?
是非、一読をお勧めします。
とくに新人の理学療法士さんに!
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