なぜなら、調べきることが出来ないから。
課題が出される経緯
この顛末(てんまつ)に至る経緯はこんな感じです。レポート提出で、あまり文献や書籍を見ることなく、
『〇〇であることは、〇〇のためと考えられる。』
と書いてきました。
そこに参考にした文献はありません。
するとバイザーが、
『じゃあ、〇〇と〇〇が関係しているっている文献を調べてきて』
と課題を出してきます。
こんな感じの流れで出される課題です。
さ、これをどう対処していったら良いでしょうか?
結論から
結論から述べましょう。〇〇と〇〇の関係性を述べられる確証がないのなら、まずその前提を捨てなさい!
なぜか?
❶そこに行き着くことを前提に進めると、そこしか見つけようとしないため、良い文献を見落としてしまう可能性があるっていうことが1点。
❷評価をもう一度見直すことが先決っていうことがもう1点。
適当な字面を並べてしまう学生さんも中にはいます。
まず用語の理解が出来ていないでその用語を使ってはいけません。
やや低レベルな話になりますが、完全に墓穴を掘る結果になります。
なぜなら、バイザーの方がそれらの用語に詳しいに決まっていますから。
その用語をまず理解しているか?見返してみましょう。
関係性があるか、とりあえず検索にかけよう
関係性っていうのは、言語的にどうかなーとは思いますが、とりあえずこのままで。大体が相関しているかどうかっていう用語が使われると思うので、相関関係ってなんなのかを知るように徐々にしていきましょう。
話を戻します。
❶に関してですが、その関係性が正しい可能性がないわけではありません。
そのため、まずはGoogleあるいは医中誌を活用して、『〇〇 〇〇』で検索してみましょう。
よっぽど見当違いのものでなければ、該当する検索が少しは当たるはずです。
それをまずは掘り当てましょう。
文献の検索って結構、骨が折れるんですよ。
システマティックレビューや代表的な疾患であれば、ガイドラインがあると思うので、その辺をみられるようにしておきましょう。
検索かけると数百件って出てきますからね。
それらを片っ端から読んでいくのもいい勉強になりますけどね。
学生さんにそこまで求めるべきなのかっていうのは、結構なテーマだと思います。
逆にもし、そういう文献があれば教えて欲しいってレベルの課題の出し方であれば、うーんとも思ってしまいます。
相関関係を述べている文献を見つけることが出来たら、それはおめでとう!ってことになります。その背景に自分で論理的な説明を述べることが出来ていたら、素晴らしいことです。
もし、その関係性を示す論文がなく、自分で研究してみようっていう気がおきれば、あなたは研究に興味がある方なのかもしれませんね。是非研究につなげてみましょう!
はっきり言って、文献検索の範囲は、非常に広いです。
日本語論文だけでなく、英語論文まで調べるようになると何倍にまで広がります。
そう思うととても大変なので、学生レベルであればまずは日本語の論文をみられるように頑張りましょう。
今回はかなり脱線してしまいました。
文献の検索は、かなりの時間を費やします。
そのため、実習期間中に適当な文献を見つけることはかなり大変です。
そのため、まずは評価の整理をしましょう。
そして、非論理的に用語同士を結びつけようとしていないか確認してみましょう。
足りない評価がないか?
無理矢理結びつけているようであれば、そこにたどり着くためにするべき評価が残っているかもしれません。それを考えることの方が大切です。
そして、そこに相関が存在しない可能性もあります。
問題点が何であるかは、現在の理学療法のシステム的には客観的な評価(数値に基づいたROM)や主観的評価(目視での歩行観察やMMTなど)を行い、その評価を自己の判断によって解釈することで問題点を整理していきます。
自由度が高いが故に治療介入は人によってかなりの差がでます。
内科的な疾患もAIの発達によって、かなり変わってくると思いますし、的確な診断をすることが恐らく可能になるでしょう。理学療法の評価の仕方もかなり変わってくると思います。
これを善とするか悪とするかは個々の判断に委ねられますが、最終的なGOALとしては、普遍的な評価を皆がすることができ、的確な治療を全ての人に提供出来ることだとは思います。
そのためには、客観的な指標が取れる機器の普及が必要ですが、まぁまだ遠い未来でしょう。
未来を作る理学療法士になっていければいいなぁと思います。
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